下町の小さな宿屋 シティペンション ゼム
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懐かしい近所の写真

浜町岸。

自分より一回り以上は年上、多分75歳くらいで、近所に住む方と世間話。どこに住んでるんだと聞かれたので、当店の場所を説明したら「なんだ浜町岸(はまちょうがし)の所か」と、「浜町岸?」と聞き直せば「なんだそんな事も知らないのかと」と言われて家に戻って調べました。写真は昭和35年くらいに現在の当店がある場所を撮影したもの、そこに映っている水路、今は首都高速箱﨑インター浜町出口になってますが、これを浜町岸と呼んでたそうです。「明治一代女」と言う唄の歌詞『浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の 恥かしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする』で有名とは知りませんでした。さらに調べれば、江戸幕府、最初の50年間くらいの遊郭は人形町にあり、火事で焼失して今の場所に移動したそうです。遊郭の西側が入口で東側がこの水路、遊女達が逃げ出せないように利用されてたそうです。力道山のジムが今の久松警察のそば、NTTの所にあったとか、勝新太郎が住んでた時は、浜町の花街でモテすぎて、皆頭にきて隅田川に放り込もうとしたとか、古き良き昭和の話をいろいろ聞けました。